About

My Open Archiveは、眠っている学術論文や研究成果といった学術情報をウェブ上で流通させるべく立ち上がった非営利(任意)団体です。

近年、査読済みの学術論文は、出版社や大学・学会等の団体によるオープンアクセス化が後押しし、電子ジャーナルや機関リポジトリなどで閲覧可能な状態になりつつあります。

一方、大学や研究会など、また個人で研究活動されている方々の、査読済みではないけれど、貴重な研究成果などは、その受け皿が少なく、ゼミナールでの研究発表や、個人のウェブサイト(やブログ)などで公表されるのが現状。
多くの貴重な研究成果が個人のパソコンのハードディスクで眠っているのでは、と想像しています。

My Open Archiveは、そんな眠れる研究成果をもオープンアクセスにしてもらおうと、ウェブサイトを開設しました。(2007年9月20日)
My Open Archive

私たちは学術情報や研究成果を広義に捉え、フルペーパーだけでなくショートペーパー・論文概要・ポジションペーパー・レター(速報)・テクニカルレポート(技術報告)・ポスター論文・レジュメ・解説記事、等といった情報をオープンにし、共有できるプラットフォームを運営することで、研究者や学生の方々に、オープンアクセスの認識と理解を広げる活動を行っています。

オープンアクセス(英:Open Access, OA)とは、主に学術情報の提供に関して使われる言葉で、広義には学術情報を,狭義には査読つき学術雑誌に掲載された論文を,インターネットを通じて無料で提供することを指す。インターネットの普及を背景にして、1990年代後半から広まり始めた理念および運動である。

オープンアクセス – Wikipedia

そんなMy Open Archiveの考えや想いが国内外に届き、PLoS(Public Library of Science)/SPARC(Scholarly Publishing and Academic Resources Coalition)/Students for FreeCultureの3機関による呼びかけにより、世界各国でオープンアクセスの意義を周知するイベント「Open Access Day(邦題:オープンアクセスの日)」に開催されたSPARC Japanセミナー【Open Access Day特別セミナー】「日本における最適なオ-プンアクセスとは何か?」で、My Open Archiveについて講演させて頂く機会がありました。(2008年10月14日)

Open Access Day
◆「埋もれた研究成果を投稿・共有するサイト:My Open Archive」をやってきて思うこと (坂東 慶太)
公になっている学術論文の裏には、多くの研究成果が未発表のまま埋もれているはずです。それをWeb上に投稿し、共有したら、どのようなことが起こるのか?
そのような実験と、実益を兼ねたサービスとして「My Open Archive」は、2008年5月にβ版をリリースしました。未だ公開間もないサイトではありますが、立ち上げの経緯から現在に至る迄の秘話や、リリース後のウェブ上での反応、さらに今後の活動計画などを紹介します。
また、査読なしのセルフアーカイビング、OpenIDによる認証、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスによる著作権管理、論文の種類を広義に捉えることでフォーマル/インフォーマルの境目を曖昧にするなど、現状の形に至った試行実験の過程を紹介します。

国際学術情報流通基盤整備事業 │ イベント情報 │ SPARC Japanセミナー【Open Access Day特別セミナー】「日本における最適なオ-プンアクセスとは何か?」

こちらが、講演で使用したスライドです。

また、毎日新聞社の科学面記事でMy Open Archiveについて言及頂き、大きな反響を呼びました。(2009年3月22日)

インターネットの普及に伴い、世界中の研究者が書く学術論文の公開方法に大きな変化が起きている。出版社から学術雑誌を購入して論文を読むというスタイルに代わり、ネット上で電子化された論文を読むことが主流となった。同時にネット上の論文を無料で閲覧、検索、配布などができるようにする「オープンアクセス(OA)」の試みが進んでいる。日本で昨年、本格始動した一つのOA活動を切り口に、すべての市民の手に学術情報を共有しようとするOA化の取り組みを探った。【奥野敦史】
はてなブックマーク – 学術論文:オープンアクセス、日本でも本格始動 情報共有に期待大 – 毎日jp(毎日新聞)

これら一連の活動及び活動趣旨が、2008年のOpen Access Day事務局であるPLoSに認められ、2009年は開催期間を拡大して開催される「Open Access Week(邦題:オープンアクセスの週間)」の日本語版サイト(以下、OAWeek.jp)を運営することが認められたばかりか、Open Access Weekのパートナーとしても認定されました。(2009年7月7日)
oaweek_header

We are pleased to add a new Partner to the list for OA Week. Keita Bando of My Open Archive is now working with us in Japan.

Keita has created a Japanese Open Access Week site that provides translations for the this site and will be keeping you updated up to date on all the events scheduled in Japan. Keita translates English entries into Japanese and vice versa, he then posts links to them on this site in the comments section of posts on this site.

OA Week in Japan — Open Access Week – October 19-23, 2009

サイト運営には国内からの理解も示され、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン (CCJP)国際学術情報流通基盤整備事業 (SPARC Japan)Digital Repository Federation (DRF)パートナーに迎え、主に米国の翻訳と国内のイベント情報を中心に運営されています。

また、オープンアクセス期間最終日である2009年10月23日には、オープンアクセスに関心を持つ有志により「オープンアクセスの多様な可能性:e-Research, OpenCourseWare, Social Network」というテーマでOpen Access Week 2009 セミナー「Open Access “Friday & Night” 2009」という企画に事務局として参画しました。

日程: 2009年10月23日(金)18:00~21:00
場所: 東京大学 情報学環・福武ホール
一部(Friday): 福武ラーニングシアター
二部(Night): UT カフェ
主催: Open Access “Friday & Night” 2009
共催: 「オープンアクセス、サイバースカラシップ下での学術コミュニケーションの総合的研究」プロジェクト(科学研究費基盤研究(B))、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン
後援: NPO法人エデュース・テクノロジーズ、コンテンツ学会、Digital Repository Federation (DRF)
事務局: My Open Archive

「Open Access “Friday & Night” 2009」のスピーカー・タイトル・要旨が決定 — オープンアクセス週間 – 2009年10月19〜23日

オープニングのスライド及び当日の様子は次の通りです。




(Photo by omoon, licensed under a Creative Commons Attribution 3.0 License)

このイベントには、クリエイティブ・コモンズ/サイエンス・コモンズのVice PresidentであるJohn Wilbanksからビデオレターを頂いたばかりか、Open Access Week 2009 をきっかけに、サイエンス・コモンズの取り組んでいる論文やデータなどのオープン化、共有化に関する情報を日本語で紹介しよう、という有志が集まり、John Wilbanksの了解を得て「サイエンス・コモンズ翻訳プロジェクト」を立ち上げました。勿論、My Open Archiveもプロジェクトに参加しています。

Science Commonsは、学術情報・科学情報に関するオープンアクセス運動の重要なサポーターです。我々はOpen Access Week期間中に日本で皆さんが集まり、日本のオープンアクセスの動きが、世界のオープンアクセスの流れの中でどのように位置づけられるかについて議論することを聞き、とても嬉しく思っています。
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私たちはMy Open Archiveとともに、Open Access Fridayが開かれることをとても喜ばしく思っています。

Open Access “Friday & Night” 2009 オープニングのスライド、及びJohn WillinskyとJohn Wilbanksからのビデオレターを公開 — オープンアクセス週間 – 2009年10月19〜23日

サイエンス・コモンズ翻訳プロジェクト

My Open Archiveは、広義に捉えた眠れる学術情報を呼び覚まし、インターネットを通じて誰もがアクセスできるようにするのは勿論、誰もが自分の研究成果を公開し、クリエイティブ・コモンズなどのライセンスに従って、誰もが共有できる世界が実現することをミッションとし、活動していきます。